亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

MVP

遺品となった賞状

自殺した息子の部屋を片付けていたら

賞状が出て来ました。

日付は去年の3月。

まだ一年も経っていません。

アクションサッカー同好会で

MVP(最優秀選手)をとっていたのです。

こんなことも知らず、

ずっと会っていなかった息子。

本当に僕は何をやっていたのかと

自分を呪ってしまいます。

いつも会って、話していたら

喧嘩もするだろうが、悩みもわかり

サッカーで活躍したことも祝福出来る。

今思っても遅いのは分かっています...

でも、いつしか息子の元に行った時、

お前の人生は僕たちにとって

かけがいの無いものだったと報告するためにも

でも、しっかりこの思いを心に刻み

家族仲良く生きていきます。

息子よ、今更だけど

サッカーMVPおめでとう!