亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

誕生日

何年ぶりなのか?

昨日は僕の誕生日でした。

妻と、次男の三人で、

長男の納骨堂にお参りし、

その後、食事をしました。

親子で誕生日を一緒に祝うなんて、

いったい何年ぶり、いや、

恐らく、15年ぶりにも

なるでしょう。

それほどまでに、親子の絆は、

無かった家族でした。

こんなこと、普通の家庭では

当たり前なんでしょうが、

僕は、息子(長男)が自殺して、

僕に対して、「お前は間違っている!」

という内容の遺書を残してくれなかったら

未だに気付いていませんでした。

だから、昨日は、息子が作ってくれた

誕生日の集まりだったのです。

食事をしながら次男の転職を

知りました。

なかなか良い職に就けない次男、

僕がやって来たその裏返しです...

でも転職のことも会わなければ、

きっと知らなかったし、

やはり、会って話すことは

家族の基本だと改めてわかりました...

自殺した長男には、

本当に感謝しかありません...