亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

花の名前

息子の好きな花は知らないが

生前、息子とは長い間

疎遠になっていました。

それは僕がそうしたから...

だから息子の位牌に飾る生花も

息子が好きなのかどうなのか

わからずに飾っています。

やはり一般的に入手しやすい

菊の花が多いのですが、

ひょっとしたら何か

好きな花があったのかも?

そう思う時もあります...

亡くしてからでは遅いのです。

大切な人を大切と思い、

そして、その人の嗜好を知ることは

生きていても

たとえ亡くなってしまっても

その人が嬉しいと思うことを

することが出来るのですから...

息子が好きだった花って、

何だったんだろう...