亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

人付き合い

社交的な人には理解不能

生まれつきの性格なのか

小さな頃から

僕は人と会うのがとても苦手です。

でも人間社会で生きていくには、

学校や仕事では、

「当たり障りのない関係」が

重要となってきます。

何十年も引きこもっている人に

憧れながらも

僕は自分の意志に反して、

ずっと社交的な自分を演じてきました...

今でも仕事の時は

仕方なく演じていますが...

ただ、生きる為、他人には気を遣っても

自分の息子には気を遣わなかったのです。

結局僕が一番人付き合いをしなければ

いけなかった息子と、

一番人付き合いが出来なかったのです。

やはり自殺した息子の不幸は、

僕のような性格で、

僕のように親を恨み続けた親から

生まれたこと。

申し訳ない気持ちと懺悔の気持ち、

いつも頭でうごめいています...