亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

子供にお金を使う意味

優先順位

子供を持ったらお金を使う優先順位は

やはり子供が一番で他は二番手以下でしょう。

僕の場合は、子供に使うお金は、

三番手以下、いや眼中にありませんでした。

だから外食して何万円も使う余裕はあっても

息子の中学校の制服は、

ボロボロのまま放置していました...。

今思えば、本当に惨いことをしたと

後悔しかありません。

ただ、その時は、何とも思わなかったのです。

やはり愛情が無かったというしか

考えようがありません...

親が子供に使う大きな意味は

「愛情」なのです。

愛情があるからお金を使い、

子供の心を楽しくするのです。

僕は息子が自殺して、初めて僕の生き様が、

どんなにおかしな生き様だったのかが、

やっと理解出来ました...。

息子の死は、僕を諌める死であったのです。

諌めてもらった僕は、

息子に対して恩返しをしないと

いけません。

息子からすると今更

恩返しなんて片腹痛い、

ふざけるな!としか

思わないでしょう。

それでも僕は僕なりに行動し、

それを継続し、次男の幸せに結び付けるしか

これからの人生を生きる意味は...ないのです。