亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

学問を心底憎んだ僕

三つ子の魂百までも

人によるでしょうが、

親の影響は大きいものです。

僕は、小さなころから

勉強、勉強、クラスで1番、

そんなことばかり言われ続け、

壊れてしまいました。

その結果、

勉強や学問や先生という単語に

過剰反応してしまい、

社会人になっても結婚しても

子供が産まれても、

子供が成長しても、

その言葉自体を心底

憎むようになったのです。

結果、その反動で、

息子を学歴も無く、

経済力の無い人間にしてしまい、

自殺に追い込みました。

今は、よくわかります。

いや昔から心の底では

分かっていたかもしれません

学問は必要なんだと...

僕の親が問題だったとは言えば

責任転嫁にしかなりません。

ただ、僕一人だけが悪いと考えると、

何もかも捨てて、今すぐにでも

自殺してしまいたくなります。

だから少しは逃げてもみます...

子供の人格形成には

親の影響が大きく関わります。

今更そんなことを理解しても

もう息子は戻って来ません...

いつもこんな堂々巡りなのです...