亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

やっと気付いた

子供の喜ぶモノ、コト

息子が自殺して、

世の中の見え方が変わりました。

一番変わったことは、

世間には子供が喜び、

子供の心の成長に結びつく

「モノ、コト」が溢れているのに

気付いたことです。

僕は、息子を

遊園地に連れて行った思い出は、

一回だけです。

キャンプもプールもその他多くの

子供向けイベントにも

連れていっていません。

商売をしていて、

仕事が忙しかったからというより

子供に無関心だったからです。

今更気付いても遅いのは、

百も承知です。

ただ、今は、息子が死をもって

僕に教えてくれたことを

真摯に受け止め、

今後の人生に生かすしかありません。

次男やその子孫に対して、

そして世の中の息子みたいな

子供たちへ...