亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

息子の顔と性格

死んだ後に気付く愚かさ

毎日20歳の頃の

息子の写真を見ながら

息子と会話しています。

もちろん一方的に...

そして、思うのです。

顔は妻に似ていたんだな...

性格も一見軽いようだが、

根は真面目というか、

真面目過ぎる性格も似てる...

そして、誰とでも話せる

フレンドリーな人柄も

妻に似ていたんだな...

僕がまともな父親であれば、

息子はきっと信頼も厚く

一生人気者で過ごせたのに... 

そして、

こんな息子を生んでくれた妻に

何も幸せを与えていない

僕の愚かさを考えます。

嗚呼、後悔しきり...

でも、息子が自殺したから

こんなこと考えるようになったのです。

亡くして初めて知る事の

何と多い事か...