亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

息子の指

このごろ知ったこと

自殺した息子の指は、

妻にそっくりでした。

スラッとして長く、

カッコ良かったのです。

そして、このごろ知ったのは、

次男の指も同じ形だという事です。

27年もの間、

僕は次男の指を見ていませんでした。

次男の指を見ると、

長男を思い出します...

しかし、次男の指の形さえも

知らなかった僕は、

やはり次男にも無関心だったのでしょう。

 

死を持って大切な事を教えられた僕、

今は次男を幸せにすることだけ

考え続け、行動し続けます。