亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

寝ても覚めても

取り返し...

息子が自殺してもうすぐ

9ヶ月を迎えようとしています。

この間、僕は息子が死ぬ前よりも

「まし」な自分になれたのか?

毎日、自問自答します。

息子が自殺した時点で、

父親としては失格だし、

息子を生き返らせることは

出来ないので、

この先どんな生き方をしても

取り返しはつきません。

そんな中でも、

少しは以前より「まし」な人生を送り、

残された次男の幸せを具現化すれば、

「取り返し」の1000分の1ほどは、

成就出来ると考えています。

いや、そう考えるしか

今の僕には生きる支えが無いのです。

寝ても覚めても息子の事が頭を支配し、

その支配に対して、考えるのが、

この「1000分の1の取り返し」です。

僕は、今日もまた一日、

息子の事に支配されて生きていきます。

これはきっと永遠に続くでしょう...