亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

お彼岸と妻の誕生日

ついでではない

妻の誕生日は9月22日なので、

お彼岸の時期です。

そのお彼岸の今日、

次男と僕たち夫婦の三人で、

お墓参りの後、食事をします。

お墓参りはあくまでもお墓参りで、

食事は妻の誕生日祝いです。

何だか、どちらも

「ついで」みたいですが、

どちらも主役です...

いや、主役は息子です。

何故ならば、

息子が自殺していなければ、

今日、次男と会ったりは

していないはずだからです。

長男の死があって初めて

家族の絆が深まるなんて、

後悔ばかりですが、

やはり今日は後悔や懺悔よりも

息子に感謝する日にしたいと思います。