亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

家族を作り直す

還暦前からのスタート

息子が自殺してしまい、

還暦前になって、

今さら「家族を作り直す」とは

口はばったい言葉かも知れません。

そんなの遅すぎると思う人が

大半でしょう。

しかし、僕は今、

家族を作り直す気持ちしかありません。

息子はあの世にいますが、家族です。

息子がいなければ作れなかった

これからの家族を作ります。

それは、僕の生き方次第で、

未来はどのようなものにでも

なるからです。

息子を自殺させてしまった事実は、

変えることはできません。

ただ、生まれて死んだことが、

僕たち家族全員、

特に次男に大きな幸をもたらせば

自殺させてしまった事実の

意味は変わります。

まずは、一日一日、少しづつ、

前に進む事。

これしかありませんから...