亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

次男に会いに行く

気にかける事の大切さ

息子が自殺してから

多くのものを知り、

今までの僕の生き様が

180度変わってきました。

その中でも変わったのは、

何回か書いた次男との関係です。

今日は次男の家に行きます。

妻は、長い時間かけて

手料理を作っています。

本当に妻には頭が下がります・・・

お土産は、米と水とウィルキンソン

恐らく普通の親ならば、

こんなこと特別じゃなく

いつもの事なのでしょうが、

僕は息子が死ぬまで

気づきませんでした。

愚かな親ですが、

今は、出来ることを精一杯やって、

次男が幸せになることを

ひたすらやり続けます。

それが、息子(長男)からの

メッセージだったのですから。

人はそれぞれ他人には分からない

領域があるものです。

僕の生い立ちや、性格なども

誰にもわからないものです。

もちろんその逆も真なりで、

他人には僕には全く分からない

苦しみや悲しみ、後悔や

過去のトラウマもあるはずです。

ただ、人はそれらを抱えて

人生を全うするしかありません。

そう、それぞれの運命を背負いながら。