亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

子供の笑顔

ふれ合う事

僕は17年間ほど

息子と殆ど会うこともなく

会話する事もありませんでした。

だから息子の心からの

笑顔を見た記憶は

中学二年位のころのもの。

疎遠になったのは、

勿論全てぼくのせいで、

息子が寂しさのあまり

タバコを吸い始めたからです。

タバコがこの世で一番苦手な僕・・・

もはや息子への愛情は

無くなってしまったのです。

子供を笑顔にする、

笑顔にし続けるのは

恐らく並大抵の努力では

無理なんでしょう。

日々の愛あるふれ合いが

あってこそのもの。

子育ては、ふれ合いほど

大切なものは無いのです。

きっと多くの人はそうしているはず。

でも僕は出来なかった・・・

悔やんでいますが、

息子が生き続けていたら

一生分からなかったかも

知れません・・・

分からせてくれた事

感謝するしかないのです・・