亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

遺体発見から一年

年月が経つのは早い・・・

昨年の1月9日、

自殺した息子を発見してくれたのは、

二人の親友でした・・・

その親友が発見し

警察が息子の死を知らせてくれたのが、

一年前の今日です。

この時、僕は幾つもの

人の優しさを体験しました。

まずは遺体発見を知らせてくれた

捜査一課の刑事さん。

若い男性でしたが、とても誠実で

僕たちを気遣う言葉使いでした。

次に、遺体発見者の親友の言葉・・・

そして、

葬儀社の担当者の対応の素晴らしさ。

皆さんの優しさのおかげで、僕は

息子の自殺という現実にもかかわらず

落ち着いていられたのは

間違いないでしょう。

その素晴らし人たちにも増して、

僕の妻には頭が下がる思いでした・・・

全く僕を責めないのです・・・

息子をないがしろにしていた僕は、

責められてしかるべきなのに・・・

妻の優しさ、寛大さのお陰もあって

この時を乗り切れたのは

間違いないでしょう。