亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

一般の自死家族との違い

教科書通りではない・・

不眠、頭痛、食欲不振、うつ・・・

これは一般的な自死家族に

起きる症状だそうです。

正直、僕にはこのどれもが

全く起きていません。

それはきっと多くの自死家族は、

「何故、自殺なんかしたの?」

「何故、何も教えてくれなかったの?」

そんな気持ちがあるからでしょう。

僕には、全くそんな

「何故?」はありませんでしたから。

そう言った意味では、

自死家族とひとまとめにしては、

いけないのかも知れません。

自死家族の精神的、

経済的ケアをする団体などもありますが、

僕にはその内容の殆どは

当てはまらないようです。

ですから僕は、

僕なりに息子と向き合い、

そして、僕オリジナルの

自死家族としての生き方を

模索し、人生を歩み、

そして・・・

最後は息子の事を思いながら死にます。