亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

旅の前に

食事の準備

今日から一泊二日で旅に出ます。

旅に出ても心の中から

息子は消える事はありませんから

だから息子と一緒に

旅するようなものかも知れません。

 

しかし、

位牌の前には、二日分の食事を

置いて出かけます。

妻は、息子が好きであろう

パンを買ってきていました。

旅に出かけると

依代(位牌)と、

旅する自分の心の中、

息子が二箇所にいる気がします・・・

いえ、魂に時空は関係ないのかな・・・