亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

息子の化身

 

妻は、虹が出たとき必ず

息子を想います・・・

以前も書きましたが、

息子が自殺してから

僕たちは、数回虹を見ました・・・

お墓参りの帰り、

旅をしている時など

それぞれ見た場所は違います。

妻は、虹が息子の化身なんだと

思っています。

そんなに僕の目の前に

息子が現れるはずはない

と想いながらも

やはり虹を見たくなる自分がいます。

虹、

息子が生きていた時は、

それほど興味もなかったのに

今は、ただ見られただけで、

有り難い気分に

なっているのです・・・