亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

長男という立場

ある意味、実験台

僕は長男です。
そして僕は長男である息子を
精神的に虐待してしまい
32年かけて自殺に追いやりました。
祖父、父、僕、息子、
4世代に渡って続く
「父と長男の恨みの連鎖」は、
息子の自殺で終止符を打つのです。
いや、
これで終わらせなければ、
いけないのです。
長男というのは、次男とは違い
もろに父親と相対することが
多いと思います。
父親にしても子育ては初めてで、
長男は、言わば実験台みたいなもの。
それ故に、お互いに憎しみを持ったり
恨んだりするのです。
それに輪をかけて、
生まれつきの性格が、
恨み深いものであれば、
息子のような悲劇が起きる確率は
高くなるでしょう。
恨みの無い家庭、
正直、羨ましい・・・