亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

妹の誕生日

忘れていないけど

今日5月7日は、妹の誕生日です。
妹が成人してからは、喧嘩して、
何年も口を聞かなかったり
会わなかったり、
今でも息子の法事以外では、
顔を合わせるこどまありません。
ただ、そんな妹の誕生日だけは、
覚えているのです。
愛情では無く単なる記憶として・・
メールアドレスも電話番号も
知らないし、もちろん
お祝いなんてしません。
こんな家族になってしまったのは、
誰の責任でもないでしょう。
ただ、そうなる運命だったのですから。
普通の家族って何でしょう・・・
本当は息子が一番普通の家族に
なりたかったのでしょう・・
あの世で僕ではない普通の家族と
楽しく暮らして欲しいです・・