亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

次男の旅行

安心材料の一つ

昨日、妻の手料理を持って、

次男のアパートを訪ね、

三人で食事をしました。

その時、次男が、おもむろに

「これお土産」

と言って出してくれたのが、

フェイスパックとビーフジャーキー。

「韓国旅行したから」

そう話してくれました。

息子(長男)が自殺した後、

初めて次男の苦境を知った僕・・・

あれから1年ちょっと経って、

ようやく韓国旅行に行ける位の

心と経済的なゆとりが、

少しは出来たのでしょう。

もちろん、まだ油断は出来ませんが、

少なくとも以前とは、

次男の環境は格段に良くなっています。

旅行に行くのは、

安心材料の一つですし・・・。

全ては命を削って僕に警鐘を鳴らした

長男のお陰です・・・

もちろんこの事は、

義弟が作ってくれたばかりの

真新しい仏壇に向かって、

長男に報告しました・・・

「○○(長男の名前)がいたから

○○(次男の名前)が救われているよ・・

本当にありがとう・・・」と。