亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

誕生日に集まる家族

普通の事だが・・・

今月は僕の誕生日があったので、

僕たち夫婦と次男の三人で、

食事に行きました。

恐らく、一般的な家庭ならば、

誕生日を祝い合うなんて、

ごく当たり前の事でしょう・・・

しかし僕はずっとそんな事を

していませんでした・・・

お互いの誕生日を

一緒に食事で楽しむなんて、

長男が自殺してからの事です。

当たり前のことが、

当たり前に出来る

家族にしてくれたのは、

己の命を断って、

教えてくれた長男なのです・・・

いつもの如く、

感謝と後悔と懺悔が入り混じった

そんな気分ですが・・・