亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

ワンピース水着

妻の愛情を無にした僕

自殺した息子に

初めて水着を買ったのは、

1歳位の時です。

妻が息子に水着を買ってくるというので、

男の子なので「海水パンツ」を

想像していました。

そして、買ってきたのは、

お洒落な「ワンピース水着」。

妻が、精一杯愛情を込めて

その水着を選んだことは、

今ならよくわかります。

しかし、その時の僕は、

妻の愛情をそこまで

わかっていませんでした・・・

いえ、

何も分かって無かったというのが、

正しいでしょう。

もし・・・僕が妻の息子に対する

愛情を理解出来ていたら・・・

いえ、今更言っても

意味はありません。

ただ、後悔と懺悔が襲ってくるのは

事実です・・・