亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

自尊心が無いと・・・

自殺の根本的な原因

心理学などは、

何も知りませんが、

体験してよく分かる事は、

自分に自尊心がなければ、

自分の存在を否定したまま

子育てをしなければならないという

ことです。

自尊心が無いと、基本は、

「自分は生まれて来なければよかった」

ここから全てが始まるので、

周囲の人との関わりが苦しくて、

心の底から人とは

一切つきあいたくなくなります。

その僕の子供である息子に、

自尊心や、自我を育む育て方など

出来るはずは無かったのです・・・

息子を自殺で亡くしてからでも

やはり根本は、

「生まれてこなきゃよかった」です。

ネットや本などで調べても

やはり僕のような親は、

子供をまともに出来ないようです・・・

だから

「死ねばいいのに」

とか、

「生まれなきゃよかった」

とすぐに考えてしまいます。

息子が死んだ事を

意味あるものに出来るか否か、

いえ、意味あるものなんて

何もないとは思いますが、

死んだ事で僕が変われる事は

全部やりたいと思いながら、

またもや、

「生まれなきゃよかったのに」

の感情が湧き出てしまいます・・・