亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

次男の優しさ

思いがけない申し出

長男が自殺してから

僕たち夫婦は毎月1回は

次男と会って食事をしています。

今日はそんな日でした・・・

食事をしながら次男が

僕たちに言ったのは、

長男の自殺に関わる葬儀代や

不動産会社への賠償金など、

毎月の分割で支払っている

数万円のお金を自分が代わりに

払うという事でした。

正直、躊躇しました・・・

次男にも何もしていない僕なのに

そんな優しさに甘えていいものかと。

しかし、

今は次男の好意は受けるのが、

いいと思い、

その申し出を受けたのです。

長男が我が身を捨てて、

僕たち家族を守ってくれたなんて、

おこがましくて言えません・・・

でも、

結果はそうなって来ています・・・

感謝、懺悔、

色んな気持ちが交錯しながら

次男の優しさに甘えています・・・