亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

近所の子(回想)

 息子の姿そのものだった・・・

息子が小学生のころ

近所にボロボロの服を来て

いつもとぼとぼ歩いて

登校している小学校低学年の

男の子がいました。

いったい親はどうしているのか?

よく思ったものです・・・

でも

結局その子の姿は、

自殺した息子の姿と

同じだったのです。

僕は、息子の身なりも

心もボロボロにしてしまいました。

今もあの男の子のことを

時折思い出して、

息子に重ねてしまいます・・・