亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

墓前で思うこと・・・

人の心

昨日、息子の納骨堂にお参りしました。

いつも墓前では手を合わせのは、

時間にして数秒間・・・

僕も妻も同じです。

墓前で夫婦の会話はしないので、

妻が何を思っているか

本当のことは分かりません・・・

また、そんな心に踏み込みたくは

ありません・・・・

だからお互いに

会話しないのかも知れません。

また、僕の父も眠る墓前なのに

僕はお参りした後にしか

父の事を思い出しません・・・

墓前で考えるのは、

ただ息子の事だけなのです。

父には悪いとは思っても

心は正直なんでしょう。

墓参りの度に、

人の心って、いったい何なのかなって

思ってしまいます・・・