亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

先祖を粗末にすると

 

正解は無いが・・・

ご先祖に感謝して、

お墓参りもする。

これが普通の家庭でしょう。

しかし、僕の父は、祖父母と

親子の縁を切っていて、

父方のお墓参りには

一度も行っていないどころか、

お墓の場所さえ知りません。

一般的に言われる

幸せになる法則からいけば、

「祖先に感謝せず、

墓参りも行かない」

そんな生き方は、

不幸への最短経路に違いありません。

今、息子を自殺で失って思うのは、

この教えは「正しい」し、

これ以外幸福になる手立ては

無いということです。

ここで一番の肝は「感謝」。

父が親(祖父)に対し感謝どころか

恨み言ばかり聞かされて育った僕は、

感謝を知らずに育ちました・・

「感謝」

これが無かったから僕は

家族を不幸にしてしまいました。

「祖先への感謝」

「父への感謝」

「兄弟への感謝」

僕には全部欠けていましたから・・・

墓参りは感謝の現れですから

墓参り=感謝なんでしょう・・・

今からではもう遅い・・・

でも出来る感謝はしていきます・・・