亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

ソーメン

この気持が僕にあれば・・・

妻が息子の食事に

ソーメンを出していました。

その盛り付けは、

モンブランケーキのように

ぐるぐる巻にしたソーメンを

いくつも盛り合わせた

とても繊細なものでした。

息子が生きていた時、

僕にこの何分の一かでも

こんな気持があったなら・・・

今、言っても

仕方がない事ですが・・・。