亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

虐待を止めるのが無理ならば

大きな事は考えず

世の中に虐待は無くなりません。

恐らく、

人類というものが存在する限り、

無くなることはないでしょう。

「虐待される子供を救え!」

「親を教育しろ!」

などなど、本質を知らない人は、

言葉を荒げますが、

そんな事は無理です。

もっと言えば、

大人同士の精神的虐待も

日常茶飯事ですから・・・。

子供を虐待する親の「心」は、

幼少期から壊れてしまっていて、

その修復は出来ません。

息子を精神的に虐待して、

自殺に追い込んだ僕の経験から、

子供を虐待する親というのは、

あくまでも自分が、

親の被害者であり、

子供を虐待しているという

意識が全く無いのは

分かっていますから。

だから、聖人君主的な考えは捨て、

普通の家庭の、普通の子供が、

よりいっそう、素敵な大人になれる

世の中にするのが先決でしょう。

もちろん、虐待が無くなれば、

いいのですが・・・

やはり無理かな・・・。