亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

姉妹の死

評論家とは違う思い

母親が車の中に残した幼い姉妹が

亡くなったというニュースを見ました。

世間は当然のごとく

母親の非難ばかりです。

そして、そんなお気楽評論家とは、

いつものように

僕の思いは違います・・・

恐らく、

母親も被害者だったのだ

という考え方です・・・

もちろん罪は罪ですから

それは肯定してのお話です。

炎天下に子供を車に放置したら

どんな結果になるのか

分からなかった根本原因は?

また、子供に対しての

愛情が薄かったのは何故か?

その正解は、

全ては育てられ方にあります。

本人の意思では、

どうしようもない事は

世の中にあるのです・・・。

そして、

ただただ、幼娘達のご冥福を

心から祈るばかりです・・・。

ようやくの生花

ホッとする

息子の仏壇に供える花が

ここ数日、造花になっていました。

そして、昨夜、

ようやく生花を購入し、

供える事ができました。

生花にこだわるのは、

日々息子との関わりを

持つという意味で、

僕の中では重要な事だからです。

造花ならば、枯れない分、

関わらない日が

多くなるというもの・・・

ようやくの生花に

少しホッとしています。

豆乳は嫌い

妻は知っている

旅の土産に
抹茶ケーキを買おうとしたら
豆乳入りでした。
妻は息子が豆乳嫌いなのを
知っていましたが、
僕は知りませんでした。
何も好物を思い出せないほど
愛情も無かったのです・・・

台風

俯瞰出来た話

会社の帰り、

恐怖を感じるほどの

台風の大風に遭遇しました。

以前なら

「物が飛んできて

怪我したりしないか?」

なんて考えてたのでしょうが、

今では、

「全てが運命」

そう俯瞰出来る自分がいました。

自殺した息子の苦しみを考えれば、

所詮この世なんて大したことはない。

そう考えると、恐怖も

かなり減ってくるものです・・・。