亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

会社での会話

当事者以外には理解不能

職場の人が、

「最近親が子供を殺したり、

子供が親を殺したり、

何で殺人なんかするのかね・・・

訳がわからん・・・」

そんな事を僕に話しかけてきました。

僕は言葉では、

「そうですね・・何ででしょう・・・」

そう同調しました。

しかし、内心は、

「それについて僕は、完璧に理解出来ます。

それは幼少期から受けた

心の深い傷がそうさせたのですよ」

そう答えていました・・・

きっと100人のうち99人は

この話を聞くと、

「はぁ~?あんた何言ってるの?

犯罪者の肩を持つわけ~?」

そんなリアクションでしょう。

当事者になって初めて理解出来る事、

それは間違いなく存在します。

だからこそ、

理解出来ない人には、

そっとしておくのが、

優しさというものでしょう・・・