亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

会社の帰り道

久しぶりに・・・

会社からの帰り道、

ふっと線香の匂いが、

僕の鼻をかすめました。

その後も数回・・・

久しぶりに息子が現れたのか?

そんな思いがしました。

でも

僕を恨んでいて、

憎しみしかないであろう息子が

僕の前に現れるのでしょう・・・

だからそんな訳ないと

心で打ち消しながらも

少し嬉しくなったのは事実です・・・