亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

息子が好きだったもの

自殺の後に知る事

妻が、息子はカフェラテが好きと言っていた。

銘柄はマウントレーニアの無糖。

何でそんなことを知っていると話したら

息子の部屋から出て来たレシートに

この銘柄が多くあったからとの返事。

死んだあとに残っていた

生きていた証の領収証を

とっておいたのか、妻は...

有り難し!感謝!かたじけない!

極端に好き嫌いが激しかった息子を

めんどくさい奴と思って、息子の嗜好を

知ろうともしなかった僕。

そんなちょっとしたことから

親子の意思疎通はなくなるんだと

今更ながら気づかされた朝でした。

やはり子供の嗜好は命懸けで

知るのが親としての愛でしょうね。