亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

日増しに強くなる罪悪感

原因が分かるから

息子が自殺したのは、

生活が出来なくなったのに

僕が何も助けなかったからです。

よく、身内が何で自殺したのか

原因がわからず、自分を責めている親とか

配偶者がいたりしますが、

僕の場合は100%はっきりしています。

息子の遺書にも書いてありましたし。

そんな僕は、当たり前のように

毎日、毎時間、毎分、毎秒、

罪悪感と息子への懺悔にあけくれてしまいます。

しかし、息子の苦しみを考えれば、

こんなものに苛まれるのは

大したことではないでしょう。

ただ、この気持ちは日に日に強くなっていき、

息子が亡くなった日が遠くなればなるほど

それに反比例するかの如く、

罪悪感と自分への嫌悪は大きく、

頻度も増してくるのです。

きっと一生この気持ちなんでしょう。

それが死をもって息子が僕に与えた

最大の復讐かも知れません。

しかしそれは反面、

最大の贈り物かもしれません。

そう、人生を真っ当に生きろ!

親として次男をしっかり愛せ!

人の道を外れるな!

自分勝手な事をするな!

などなど...

きっと、多分、後者....です。