亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

何を考えて育てていたのか...

子供の苦しみ

 思い起こせば、

僕は自分勝手な子育てをしてました。

息子が中学生の時、

ズボンがポロポロに破れていても

新しいものを買ってやらず、

給食費も払うのが遅れ、

先生から催促の手紙をもらったり

外食したりするお金はあったのに

息子の事には振り向けていなかったのです。

関心が無かったと言えば、

その通りでしょう。

でも、その時は、それがいけないとか

何も思っていなかったのです。

息子が自殺して、過去のことを思い返して

なんと酷い育て方、いや育てたとは

言えないから、対応の仕方、

だったのでしょう。

全ては、遅いのです。

今は、ただ、息子が受けられなかった、

まともな対応を次男にするしか無いのです。

それでも長男の供養になるものでは、

ありませんが。