亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

劣等感と子育て

親になってはいけない

息子を自殺に追いやった
最大の原因は、親への
執念深い恨みです。
それと共に大きな一因は、
比類無き劣等感です。
劣等感が増幅するのは、
自分の存在価値を感じられない心からです。
僕は多分、小学生位から
自分を嫌いでした。
自分を好きになれないのに、
他人を心から思いやる事は出来ません。
身近にいる自分の息子には
尚更、遠慮無しに、
自分の思いをぶつけてしまいました。
劣等感は、人と会ったり、
話したりするだけで、
雲霞の如く湧き上がります。
だから人と喋りたくなくなり
心が閉鎖して、子供を介した
付き合いからも避けてしまうのです。
こびり付いて離れない劣等感、
無くすには、
死ぬしかないでしょう。