亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

妻の愛情

息子の好物を求めて

息子が住んでいたアパートの近くまで、

妻がバスで買い物に出かけました。

息子が買っていた店で、

息子が好んで食べていたものを買い、

仏壇に供えるというのです。

妻の行動は嬉しいし、有り難いものです。

ただ、何で僕は息子が生きている間、

お菓子の一つも買ってやらなかったのか、

好物を知ろうともしなかったのか...

改めて後悔と

自分の冷たさに辟易としてしまう、

妻の愛情ある行動でした。