亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

虐待の根治療法は・・

虐待の根絶はトラウマの根絶にある

子供を虐待する親の多くは

幼い頃の心的外傷(トラウマ)を

抱えていると思います。

人には絶対に言えない、

話しても一笑に付されると思うから

そんな心的外傷は一切

表に出さず、長い年月我慢して、

いつも良い子のフリをしています・・・

その我慢が爆発するのが、

子供が出来た時です。

子供には自分のような思いを

させたくない、

自分とは逆の育て方をするという考えが、

逆に子供には刃をむいてしまうのです。

暴力は全くふるわなくても

言葉と態度で精神的に息子を追い詰めた

僕がそうでしたから・・・

親になる前に資格試験があるならば

僕は不合格でした・・・

心的外傷を抱えたまま

親になったからです。

しかし、この子供の頃の

傷は一生治らないものかも知れません・・

今、虐待の話が国会でも

取り上げられています。

虐待されている子供を

なんとかするという

対処療法が主なようですが・・・

やはり根治療法、

これをしないと虐待はなくなりません。

しかし根治は難しい・・・

難しすぎます・・・