亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

絶対にやってはいけない事

子育て

親が子供を持ったら

絶対にやってはいけない事は、

兄弟や、友人たちと

比べることです。

僕が息子を死に追いやった

原因の一つは、

僕が幼い頃から親に他人と比較され

卑下され、自分を「取り繕う」

子供時代を送り

本当の自分が空想の中の

自分になってしまい、

性格がネジ曲がったことです。

だから、子供を持ったら、

決して他人と比較して、

「○○ちゃんは出来るのに、

お前はなんで、出来ないの!」

などとは絶対に言わないのが

いいでしょう。

もちろん、その言葉を糧に

奮発して、素晴らしい人物になる人も

いることは間違いないでしょうが、

僕のように気弱で、

自分の存在を「否定」し

「できれば、生まれたくなかった」

とまで思う子供もいるからです。

自分を否定する人は、

周囲の全てを否定してしまいます。

そうなると

集団生活や家族生活は、

全くうまくいかないのです。

結果、僕は息子を

精神的に虐待し、

自殺に追い込みました。

これから親になる方は、

「子供自身の過去と比べて、

良くなったところを大いに褒め、

少し後退したところがあれば、

寄り添って励ます事」

これが僕のような

心が屈折した大人を造らない

一つのやり方だと思います。