亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

過去を振り返る

息子の怪我

自殺した息子は、

僕が知っているだけで、

三度、交通事故に遭っています。

知っているだけでと書いたのは、

僕には息子が話さなかった、

または、言っても無駄だと思った

交通事故があるかも知れないからです。

今思えば、

その全ての事故に対して、

心配をしていませんでした・・・

怪我が軽微だったからという

理由だけでは無いでしょう。

本当は心配をしていたかも

知れませんが、

何の行動もしなかったのですから

心配しなかったと同等です。

何故、子供の怪我を心配しないのか・・・

正直、これは僕自身で

回答を見つけることは出来ません。

ただ、単に

愛情が無かっただけでしょうか・・

結局、三回目の交通事故の

3ヶ月後、息子は自殺しました。

あの時、もっと事故も

息子の状況も心配し、

行動していたら・・・

そんな後悔が出来るくらいに

愛情があったなら

こんなにはなっていません・・・

愛情、愛情・・・

愛情って簡単じゃないですよ・・・

少なくとも僕にとっては。