亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

精神的虐待

法律では無理かも

僕は息子に対して

精神的な虐待を続けた結果、

息子は自殺しました。

僕は、息子に

肉体的な虐待はしていません・・

でも、

肉体的な虐待ならば、

世間の目に触れて、

息子の援護者も現れたかも知れません。

今、世間では、

肉体的な虐待がクローズアップされ、

その防止に関する法案も

出たりしていますが、

本当に怖いのは、精神的虐待です。

当事者の僕だから断言できます。

しかし、

精神的虐待をする親を

矯正するのは不可能に近いでしょう。

親自体が、子供の頃受けた、

深い心の傷を治さなけらば、

精神的虐待は終わらないのですから・・・

しかも問題は、

精神的虐待をしているという意識が

当事者には殆ど無い事です・・・

僕の心の傷(親への深い恨み)は、

息子の自殺という結果で、

ある程度は、治りました・・

それでもやはり、

完治はしないのです。

虐待する親の心の傷を

完治させるのは、

正直、難しいと思っています・・・