亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

生きているという意味

肉体ではなく「魂」

臓器移植で、延命治療をする人がいます。
そして、臓器提供者の親などは、
子供の命の一部が生き続けてくれて
嬉しいと・・。
価値観だし、僕は当事者に
なった事は無いので、
その気持ちは勿論ありだと思います。
ただ、息子を自殺で亡くした僕には、
やはり人は、魂であり
人格だと思ってしまいます。
生きているという事は、
魂、人格と向き合えること。
その、魂、人格を愛せなかった故に
僕は息子を不幸にしてしまったのですから。
肉体はあくまで、借り物、
だから人は外見では無いという
考えに至るのでしょう。
子育ては、子供の魂、人格を
一心不乱にピカピカに磨き上げ、
一人で生き抜ける大人にする事。
これは、
息子に命を持って
教えられた事です・・・