亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

アパートの片付け

賃貸契約を解除

息子が一人暮らししていたアパートの

解除通知書を息子の名前で書いた今日、

亡くなっても本人の名前なのかと

なんとも言えない気分になりました。

そして、今日は会社の休みを利用して

息子の荷物を処分しにそのアパートへ。

妻と二人だったので、捗りましたが、

僕一人だと、きっと何も進んでいなかったでしょう。

それほど僕は片付けるのが苦手なんです。

しかし、物だけでなく

人生の色んなことを片付けるのも苦手なのです。

めんどくさがりで、人との関わりがすぐ煩わしくなるこの性格...

そんな僕だから、息子のことも

めんどくさくなっていたのかも知れません。

僕には、息子との時間をしっかり作る

丁寧さが欠けていたんです。

愛情の反対は無関心だと言います...

僕はまさにそうなってしまっていました。

今さら何を言うのかと息子に怒られそうですが、

天国からも言われ怒られ続けるしかないのです。

僕の過去は消えません。

しかし過去の自分が今後変われば、

何かは変わるはず...

と考えるしか今の僕に道しるべはないのです。