息子を死に追いやったもの
相互理解は相手の言葉を尊重することから始まる
社会人になった子供と同居することが
どんなにプラスなことか、
僕は気づきませんでした。
僕が息子の性格を苦手と感じていたのもあり
自殺した息子とは、ここ二年、
会った記憶がないのです。
しかも息子がアパートを借りたのに
一度も行かず、自殺の後、
初めて行ったという疎遠ぶり。
最後の会話は息子が追突事故に遭った時、
相談にかけてきた電話でした。
この時、僕の言い方が気に入らなかったようで、
いきなり切られてしまい、
その時は正直、もう知らん!
という気分にしかなれなかったのです。
それから3ヶ月後に息子は死にました。
普段から会っていないと悲しい誤解や
相手に対しての思い込みが出て、
会話をしていても
つい、お互いに自分勝手になります。
特に僕はすぐ息子にぶち切れてしまっていました。
息子が残してくれたもの、
相手の言葉を悪意にとらないこと。
悪意にとらないためにも
日頃から会話すること。
ありがとう息子よ、僕はその教えに従います!