亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

遺体発見者の優しさ

僕たちの失態を糾弾しない

息子を発見してくれた友人二人、

きっと息子の悩みも多く聞いていたでしょう。

親である僕たちのことも...

息子と疎遠になってしまったのは

親である僕に責任があるのに、

二人は僕たちに何も怒りませんでした。

きっと言いたいことや

殴りたい気持ちもあったでしょう。

それを封印して息子を弔ってくれた友人に

ただただ頭が下がるだけで、

あんな人物にならなければ、

息子は犬死にになると改めて

人間修養を心に誓った僕でした。