亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

ガラガラ

また息子が来た

夜中寝ていると、

ガラガラと凄い音がしました。

驚いて隣のキッチンを見ると、

空き缶を入れた袋が崩れていたのです。

今までそんなことは無かったのに

いくつもが崩れていました。

そして、朝、妻が僕に言ったこと。

「またタバコの臭いがした」

「○○(息子の名)が来てた」

僕には分からないのに

妻には感じるのです。

そして、タバコの臭いは

いつもキッチンの同じ場所でするそうです。

母親に会いたい気持ちをもってくれてる息子に

感謝しかありません。