亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

早く死にたいという思い

生きてこそ意味がある

僕の偽らざる気持ちを書けば、

早く死んで楽になりたいと思っています。

僕の冷徹な対応が息子を死に追いやったことは

一生頭から離れることはありませんから

ここから逃れるには死が一番楽なのです。

しかし、早く死ぬことは

残された家族を捨てることであり

逃げることであり、

息子の遺志にも反する行為なのです。

だから僕は、息子の遺志を全うするまで

精一杯生き続けたいのです。

病気にも絶対にりたくないし

事故にも遭わず、ただひたすら息子の気持ちを

実現していく。

還暦近い僕がここから人生のスタートを

切らせてもらえるのは息子が命をかけて

僕に教えてくれたから。

僕は生き続けます、長男を含め家族4人のために。