亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

心の波

頭から離れない...

以前も書いたことですが、

生前、息子のことを考える時間は

ほとんど無くなっていました。

息子が煩わしいと思う気持ちも

あったからでしょう。

でも息子が自殺してしまい、

二度と会えなくなってから

何をしていても息子のことばかり考えます。

死んでからでは、もう遅いのですが...

子供がいくつになろうが、

全身全霊で子供のことを思い、

考え、愛し続けるのが「親」なのです。

恐らく世の中の親の99%は、

当たり前にやっていることなんでしょう...

 

僕は、息子が中学卒業したくらいから

どうしても息子を愛せませんでした...

それが、息子の悲劇を生んだ

根底にあるものです。

 

息子が自殺してから今日まで、

24時間息子のことが頭から離れません...

いや、寝ているときは別として、

起きている限り、

息子のことが時には津波のように

激しく押し寄せ、

時には、さざ波のように、

静かに、それでも確実に、

僕の心の中に寄せては返すのです。

それは、海と同じように

決して止まることはありません...