亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

子供を叱るか褒めるか

僕の経験からすると・・・

子供を育てる時に、

叱って育てるか、

それとも

褒めて育てるのか?

人それぞれの考えがあるでしょう。

僕は断言します。

「褒めて育てないと子供の心は

ねじ曲がってしまいます」

僕がそうだからです。

もちろん生まれつきの

性格にもよるでしょう。

叱られてばかりだと

自己肯定感が無くなってしまい、

他人と会ったり、

テレビを見るだけで、

物凄い劣等感に襲われて来るのです。

だから僕は息子を失った今でも、

「分かっていながら」

人と会うのは大嫌いだし

テレビで活躍している人を見るのも

大嫌いです。

人と会って楽しいのは、

人と比較が無い場合だけです。

人と比較され続け、

「負けた」子供の行く末は

正直恐ろしいものとなります。

だから子育ては

一に褒める、

二に褒める、

そして、褒めまくって

自己肯定感を徹底的に大きくし、

他人に対して寛大になれる大人に

してあげる事です。

僕のような経験が無い人には、

「お前おかしいんじゃね?」

と言われるでしょうが、

僕の経験は僕だけしかしていないこと。

そう思うのは当然です。

子供は褒められた時に、

親の愛情を最大に感じるもの。

これは普遍ではないでしょうか。

叱ったり、忠告したりは

大人になってからで十分でしょう。